2006年04月28日

Fedora Core 5のインストールとファーストインプレッション

Fedora Core 5をインストールしました。

使用したのは、Knoppixと同じ、日経Linux編「Windows PCでやさしく始めるLinux」ISBN4-8222-3406-1 に付属していたDVDです。

1.インストールと起動

インストールは特に難しいところもなく、DVDをドライブにセットして再起動させれば良いだけです。途中でrootパスワードを入力する必要があります。

インストールが終わるとGNOMEが立ち上がります。

2.使用

GNOMEを使ったのは初めてですが、KDEと特に大きく変わるところはなく、普通のグラフィックインターフェースです。全体にKDEと比べるとアプリケーションの数が少ない感じがしますが、Firefox, Thunderbird, Open Office 2.0等、一応必要なのは揃っています。少ないと感じたのは、ゲーム類だけだったりして(笑)。

3.日本語入力

起動後のデフォルトの日本語入力はSCIM-Anthyとなっています。他の入力方法は選べない(少なくとも簡単な操作で変えることはできない)ようです。SCIM-Anthyの日本語入力プログラムとしての性能、例えば変換の精度等はフリーの割にはなかなか良くできていると思いますが、ATOK, MS-IME, Japanistといったコマーシャルベースのものと比べれば、どうしても見劣りするのはしょうがないところがあります。

日本語入力の起動、英数/かなの切り替え等の機能キーのアサイン等、ちょっとデフォルトのままでは使いにくいなと感じたところもあります。このあたりは、設定でどの程度まで使い易いものに変えられるか、しばらく使ってみて確かめたいと思います。

ひとつ気がついたことは、句点「。」を入れた文を変換すると、ピリオド「.」になってしまうことです.(この文もそうですね)これはどうしてか理解に苦しみます。

少しずつ使ってみて、設定の変更等もいろいろ試して結果をレポートしたいと思います。

4. 親指シフト

親指シフトを使えるようにするには、SCIM ツール・バーで「SCIM」か「Anthy」を右クリックして現れる「SCIM入力メソッドの設定」ウィンドウで、「Anthy」を選択し、「一般」タブの中の「入力方式」で「親指シフト入力方式」を選びます。親指シフトキーの選択は「かな入力」のタブでできます。機能をキーに結びつけるのは「キーバインド」タブでできます。これでとりあえず親指シフトが使えるようになります。

SCIM-Anthyのバージョンが上がったので、設定できる項目がKnoppixの時より増えています。これまでは、左右の親指シフトキーの設定だけだったのが、キーボードのレイアウトや親指シフトの同時打鍵時間の設定がで聞くようになりました。

同時打鍵時間の設定ができるようになったので、入力中の意図しない変換等を減らすことができることが期待されますが、このあたりは人により違うでしょうし、試行錯誤が必要と思われます。少し使った感じでは、たしかに意図しない変換(例えば、「かんがえ」と入力しようと思うと「感化え」等と変換されてしまう)が結構ある気がします。少し試して最適値の探し方など研究してみたいと思います。

キーボードのレイアウトでは、やはり「右小指ホームポジション右のバックスペース」が使えないのが痛い。これは人により好みもあるところだが、ぜひ選択できるようにしてほしい。
posted by 杉田伸樹(ぎっちょん) at 16:13| Comment(0) | TrackBack(1) | Fedora Core | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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